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JCU、北海道・滝川で初の自社発電所

表面処理薬品のJCU(東京都台東区、粕谷佳允会長兼CEO)は、自社ブランドの太陽光パネルの販売を手掛けているが、このほど、同社初となる自社保有の太陽光発電所を稼働させた。

北海道滝川市の市有地に建設された同社の『JCU滝川太陽光発電所』は、今年7月に系統に連系された。パネル出力1.2MW、PCS(パワーコンディショナ)出力1MWの発電所である。パネルは自社ブランド品、PCSは明電舎製を採用、EPC(設計・調達・建設)は荏原電産が担当した。積雪地であるため、架台の高さを上げたほか、PCSを寒冷地仕様のコンテナ内に収めたという。

同社は、台湾の太陽電池メーカーであるインベンテックエナジーと提携し、太陽光パネルを調達。『JCUミラクルソーラー』として自社ブランド化し、国内販売している。PCSなどとセットにしたシステムを販売するだけでなく、元請けとしてEPCも手掛けており、今年度はメガソーラー2件を含む4件が完工する予定だ。

新規事業本部コーティング&太陽光発電営業部の糀広隆太陽光発電営業課長は、「当初から販売とEPC、そして発電事業の3本柱で太陽光関連事業を考えていた。売電事業は安定収益にもなる。発電開始してから、試算値よりも10~20%程度多く発電量を獲得できている」と話した。

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