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伊坂電気、ネパールの水力発電会社に資本参加

太陽光のEPCを手掛ける伊坂電気(大阪市中央区、西尾潤一社長)は、今年10月中旬にネパールの水力発電事業会社に資本参加したことを明らかにした。新規事業で注力する海外展開の一環として、現地との関係性を深める狙いだ。

同社が資本参加したのは、現地の水力発電事業会社である『ウォーター&エネルギー・ネパール』。6.6MWの水力発電所の建設の認可を受けたものの、計画半ばで頓挫し、事業再建を目指していた。伊坂電気は日本円にして2000万円、約20%の出資を引き受けた。

同社は以前より太陽光のEPC事業の海外進出を模索。特にネパール市場に注目しており、大規模メガソーラーの入札に参加したほか、今年12月には農業用水向けの独立型太陽光システム1基の無償提供を予定している。

小笠原忠好技術部長は、「事業利益よりも現地での実績づくりのために出資した。カトマンズに事務所を開くので、拠点としても活用できる」と話す。水力発電所については、これから着工し、来年にも完成する予定だが、建設には参画しない。

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