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JPEA、住宅用太陽光保守点検ガイドライン改訂

JPEA(太陽光発電協会)は7月22日、住宅用の保守点検ガイドラインを改訂した。2012年7月に発行した同ガイドラインの第1版を改訂したもので、14年5月に発行した10kW以上50kW未満の太陽光発電システム保守点検ガイドラインの内容を踏まえて作成した。

遠藤浩二住宅事業推進部長は、「住宅用のガイドラインを刷新した方がいいという要望が以前からあった。FIT法の改正に合わせて、住宅用の保守点検の重要性も認識してもらうために改訂に至った」と話す。

第1版では、定期点検の項目と点検要領を主に記載しているが、第2版では点検時期も明記し、設置から20年目以降の点検については、4年毎の実施を提案している。

その他、工事終了後の引き渡しの際の必要書類の例や、異常発生時の一次対応の仕方なども新たに加え、「点検を実施する技術者とシステムの所有者、両方を想定した内容になっている」(遠藤部長)。

改訂にあたり、JPEAは昨秋、会員企業による作成委員会を立ち上げた。遠藤部長は、「一般のユーザーにも、点検の際の指針として活用してもらいたい。点検の手法は、標準的な方法が確立されれば、その都度見直していく」と語った。

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