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NTTSE、『エコめがね』新商品発売

住宅用の出力制御対応品

新商品は『関西スマートエネルギーWeek2016』内のブースでも紹介した

遠隔監視サービス大手のNTTスマイルエナジー(大阪市中央区、谷口裕昭社長)は、遠隔監視サービス『エコめがね』の新製品として、住宅用太陽光システム向けの出力制御対応品を開発した。10月末から出荷を開始する予定だ。

今回の新商品は、PCS(パワーコンディショナ)と直接接続し、太陽光システムの遠隔監視を行うもの。PCS接続タイプの出力制御対応品はこれまで全量売電の産業用太陽光向けに販売していたが、新商品は住宅用太陽光向けとして余剰売電に対応した。家庭のインターネット回線をそのまま利用できる形のほか、3G回線付きでも提供する。

接続可能な住宅用PCSは、オムロンの『KPシリーズ』。それ以外のPCSについては、メーカーとの協議を経て順次対応する予定だ。

谷口裕昭社長は、「九州電力から出力制御の具体的な方法に関するアナウンスもあり、出力制御対応の必要性が高まってきた。出力制御対応だけでなく、見守りサービスも含めた安心感を提供できれば」と語る。

 

出力制御対策セミナー開催 300人参加

同社は今夏、主に販売会社を対象とした出力制御対策セミナーを開催した。出力制御に関する理解を深めてもらうことも目的に、出力制御の意義や背景、九州電力管内での対策法などを解説。8月末から9月上旬にかけて長崎、熊本、鹿児島、宮崎、大分、福岡、東京にて、合計9回のセミナーを行い、約250社、300人が参加したという。

営業サービス開発部の類家博氏は、「どの会場も盛況で、ほぼ満員御礼だった。追加開催を希望される声も届いており、検討している。九州以外のエリアでも、電力会社から詳細なアナウンスがあり次第、積極的に開いていきたい」と話した。

出力制御対策セミナーの様子

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