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エコ革売上倍増 22億円へ

太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手がけるエコ革(栃木県佐野市、伊藤高雄CEO)は、2016年10月期の売上高が前期比倍増の約22億円で推移する見通しだ。土地の確保から施工まで実施する一貫体制でコストを抑え、実績を伸ばしている。

同社は14年10月の設立から北関東を中心にEPCを請け負ってきた。初年度こそ売上は1億円にとどまったが、前期は11億円まで伸ばし、今期はさらに倍増する見通しだ。昨期の施工実績は出力換算で約5MW。今期は10MW程度に拡大する模様だ。

伊藤CEOは、「土地の選定から測量、設計、造成、発電所の建設に保守まで自社で手がけることで、コストを抑えた提案ができる」と強みを語る。

同社が電力会社へ系統連系の申込みを済ませた案件は、100MWを超えるという。今後は接続契約を締結した案件を施工しつつ、自社発電所の運営にも取り組んでいく。申請済み案件100MWのうち、自社で20MW程度保有する予定だ。

 

パネル洗浄会社買収

エコ革は6月、メガソーラー向けにパネルの洗浄を行うゴールデンリーフワークス(北海道札幌市、溝渕英明社長)の発行済み株式の51%を取得した。買収金額は非公表である。

エコ革の伊藤CEOは「洗浄システムに加え、ゴールデンリーフワークスの除雪と除草サービスは魅力的。ユーザーには定点カメラを勧めたい。警備体制を整えられるうえ、保守の適切なタイミングも把握できる」と語る。

なお同社は来期50億円の売上目標を掲げている。

伊藤高雄CEO

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