熊本地震から1ヶ月
売電停止、営業停止、被害対応続々 奮闘する地元PV会社
営業所が地盤沈下
住宅用太陽光システムを中心に熊本県内で1000件超の施工実績を持つジャステック(宮崎市、杉本慶樹社長)は、地震による地盤沈下で市内の熊本営業所が傾いた。4月15日から営業停止に追い込まれ、4月27日より営業人員を福岡の久留米営業所と熊本南部の八代営業所に分配した。
そこで5月12日には、営業所の隣接地にプレハブ小屋を建て、営業所内の事務机や椅子ほか、荷物を移動させて地盤の補強・耐震工事を行う予定だ。
杉本社長は「耐震費用は1000万円まで膨らんでしまうだろう」とため息をもらしたが、前を向いて、「地元で育った熊本営業所の社員は、すぐに戻って働きたいと言ってくれている。熊本営業所は閉鎖しない。6月中の再開を目指す」と力強く語った。