Inside News

エナジー・ソリューションズら、ドローンでパネル点検

今夏開始

解析ツール画面(上)と赤外線画像(下)

遠隔監視サービスを行うエナジー・ソリューションズ(東京都千代田区、森上寿生社長)らは、ドローンを活用した太陽光パネルの監視サービスを今年8月から提供する。自動化によって点検業務の効率化を図り、検査コストを削減する。

今回はエナジー・ソリューションズの他に、ソフトバンクテクノロジー、サイバートラスト、エムソリューションズの4社が共同でシステム開発を行った。

エナジー・ソリューションズの森上寿生社長は、「通常なら4~5日かかる検査結果のレポートも、現場ですぐに作成できる」という。

ドローンのフライトスケジュールや収集したデータの解析、レポート作成はすべてクラウド上で行う。フライトスケジュールは、発電所の設計図を基に生成され、事前にオンラインで配布される。

飛行中は赤外線カメラでパネルを撮影し、温度情報からホットスポットを検出する。撮影した画像は現場でも確認することができる。

「発電所の図面と自動航行の経路、飛行履歴をもとに、不具合パネルを現場で特定できる。事業者はドローンで全体を一度見てからその後の検査方法を選定できる」(森上社長)。

すでに2件のサイトで実証し、10件は契約済み。初年度は100件の契約を目標としている。

森上社長は、「2MWなら初期登録費用と検査費用込みで20万円、毎回の検査費用は10万円台後半を想定している。検査時間は20分で完了する。O&M事業を行うEPC(設計・調達・建設)や、発電事業者へ提案していく」と語った。

Inside News を読む

一覧を見る