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アクシス、遠隔監視システムをデータセンターで一括管理

高圧向けライトプラン販売強化

ソフトウェア開発のアクシス(鳥取県鳥取市、坂本哲社長)は、今年4月からデータセンターで太陽光発電所の発電情報を一括管理する監視システムを販売する。

現地に管理サーバを置かず、初期導入費用をおさえる。ソフトウェアも最新バージョンを常に提供できる体制を整えた。初期費用とメンテンスコストをなくし、自社の通信回線を使用したサービス利用料を徴収する。「より多くのシステムとの連携を考え、新しい技術を取り入れたものを随時ユーザーに提供できる。データが資産として溜まっていくようなシステム」(事業本部の宮本徹取締役本部長)。

同社が提供するのは、メガソーラー向けの標準プラン、2MW以上の大規模向けプラン、複数拠点を一括監視する統合監視プラン、高圧向けのライトプランの4つのパッケージ。ライトプランに関しては、「今後、力を入れて販売を強化していく」(同氏)という。ライトプランは100kWから500kWの発電所向けで、パワーコンディショナの計測、気象計測、接点監視が標準仕様となっている。環境システム事業部の西村厚志マネージャーは「複数拠点を持つ事業者がライトプランであらかた揃えて、後々統合監視プランで一括監視するような仕組みになれば」と話す。

16年3月までの1年間は、前年比3.6倍の180MW導入した。現在の販売のメインはメガソーラー向けの標準プランで、導入の8割を占めている。13年のサービス提供時から累計230MW、55拠点に導入した。

本社は鳥取県で社員数は108人。15年8月期の売上は前期比1.4倍の10億円だった。

宮本徹取締役本部長

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