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大津鉄工、PV事業売上1.7倍

メガソーラーの受注伸長

脱落リスクを軽減した独自工法のOT-Pロック。

産業用太陽光発電の架台の販売や施工を手掛ける大津鉄工(愛知県弥富市、大津尚彦社長)は、2016年3月期の太陽光関連事業の売上高が前年比1.7倍の7億円を超える見込みだ。1件あたりの受注規模が拡大し、売上を伸ばした。

工事グループPV事業部の中西邦洋係長は、「10MWを超える案件が前年に比べて増えてきた。認定取得済みの案件がようやく動き出した」と話す。

メガソーラーの受注が増え、架台は、地上設置向けの軽量型の販売が好調で、出荷量の7割以上を占めるという。折板屋根架台では、強度を高める独自工法を開発し、積雪地域などに展開している。

中西係長は「コストメリットの高いもの、強度重視のもの、どちらも提供できるのが強み。今後は屋根設置型が自家消費とともに伸びると見ている。一般住宅向けに参入するかは、これからの検討項目」という。

なお、同社の16年3月期の売上は42億円規模で推移する見込みである。

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