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オムロン、産業用PCS三相3機種発売

(左)KPT-A123(右)KPT-A99

小型PCS国内大手のオムロン(京都市、山田義仁社長)は4月末から産業用向けPCSの新機種を発売する。9.9kW機と10kW機、12.375kW機の3機種で、いずれも屋外設置型の三相タイプ。3年間で計3万台の販売を目指す。

3機種のうち、12.375kWを50kWの発電所に用いると、4台で49.5kWとなるため、従来の10kWタイプを用いる場合と比べ、台数を削減でき、トータルコストを20%程度削減できるという。

環境事業本部ストラテジックマーケティング部の宮本智明主査は、「高周波絶縁方式により、漏洩電流を防げるため、商用トランスが不要になる。今回のPCSを分散設置すれば、PCSの停止に伴う発電量損失を最小限に抑えられるなどのメリットがある。250kW程度までの高圧発電所にも提案していく」という。

価格は非公表とした。3機種の商品名、出力、発売時期は次のとおり。『KPT-A99』、9.9kW、4月末。『KPT-A100』、10kW、4月末。『KPT-A123』、12.375kW、6月。

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