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日本太陽光メンテナンス協会、保守・点検用人工計算ソフト開発

4月以降、会員向けに提供

一般社団法人、日本太陽光メンテナンス協会(神戸市東灘区、小笠原忠好理事長)は、昨年12月にまとめた太陽光発電所の保守・点検ガイドラインをもとに、保守・点検時の人工を計算できる見積もりソフトを開発した。4月以降、会員に提供する。

同協会は、2014年1月末に設立された太陽光発電所のO&M(管理・保守)に関する一般社団法人。O&M事業に関する支援を行うことを目的に、15年より活動を本格化させていた。昨年10月に事務局長に就任した後藤正春理事は、「会員企業を広く募るとともに、協会推奨のガイドラインづくりに着手していた」と話す。

昨年12月に完成させた『太陽光発電保守点検ガイドライン』は、日本電機工業会や太陽光発電協会、日本配電制御システム工業会のガイドラインなどを引用し、策定されたもの。主に50kW以上の高圧太陽光発電所における保守・点検用のガイドラインである。

さらに、「このガイドラインをベースに、人工計算ができる見積もりソフトを開発した」(後藤理事)。このソフトを使えば、保守・点検の内容によって、人工を割り出せる。「技術も含めて全国共通化が図りやすくなるはずだ」。

同協会は現在、同ソフトの実証を進めており、後藤理事は、「4月以降、会員向けに提供していきたい」と話した。

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