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JET、パネル洗浄50MW実施

前年比倍増

同社製のパネル洗浄装置

太陽光パネルの洗浄装置を開発するJET(宮崎市、山田亮社長)は、2015年に50MWの発電所へ太陽光パネルの洗浄サービスを提供し、前年比2倍の実績をつけた。昨年2月からは装置のリース事業を始めるなど提案を強めている。

同社は13年1月からパネル洗浄サービスを開始。初年度の実績は数件にとどまったが、14年は20件20MWへ伸長。昨年は44件50MW分のパネルを清掃した。

同社が開発したパネル洗浄機は組立式で、ラジコン操作で扱える。

アレイの上段から下段にかけ、洗浄装置本体が上下に動くためのレールを取り付ける。レールの長さを調整すればアレイの縦幅は問わない。レールには、レール自体が左右に動くためのローラーがついている。

装置本体をレール上に乗せ、リモコンでレールと装置の動きを制御する。タンクから装置へ送られる純水を使い、ナイロン製のブラシでパネルの汚れを洗い流す。1分間に20枚程度、2日で1MWのパネルを清掃できるという。

洗浄サービスの価格は1MWで約60万円。ターゲットは出力500kW以上の野立ての太陽光発電所で、あらゆるメーカーのパネルに対応しているようだ。

また昨年2月からはメンテナンス会社へ洗浄装置のリースを始めた。12月までに25社と契約を締結。リースの場合、価格は2年間で500万円ほどだ。

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