Inside News

アイデル、販売店買収で売上倍増

住宅用強化

太陽光発電のEPCを手掛けるアイデル(東京都中央区、小野重夫社長)は、2015年12月期の売上高が前期比倍増の8億円で推移する見込みだ。14年10月に太陽光システムの販売店を買収し、規模拡大により大幅増収となった。

同社は売上高の9割が産業用だ。とくに出力10kW以上50kW未満の低圧産業用の施工販売が主力事業で、関東圏で販売を伸ばしてきた。

だが、今年から住宅用太陽光に力を入れる構えである。同社の関根克哉統括部長は、「住宅用は開拓の余地がある。基本の数字を手堅く確保するためにも、住宅用にシフトする」という。

同社は14年にモジュール製造の台・アンジーテクノロジーの日本法人、アンジ―ジャパンと総代理店契約を締結。共同で日本向けのパネルを開発し、製品のラインナップを強化してきた。

15年は、それまでの太陽光関連事業をインフラ事業部とし、新たに設置した商品事業部で太陽光関連資材や省エネ商材の販売に力を入れた。

関根氏は「材工一貫で独自のパッケージ商品を開発・提供する。関連商材の販売も強化していきたい」と展望を語った。

関根克哉統括部長

Inside News を読む

一覧を見る