岡村産業、遠隔監視システム提案強化
電気工事会社の岡村産業(静岡市、岡村文男社長)は今年10月、遠隔監視装置に新機能を追加したほか、発電所のセキュリティパッケージを発売した。来春には出力抑制対応監視装置を売り出す予定だ。太陽光発電市場への提案を強めている。
同社の遠隔監視装置はPCSに接続し、瞬間、時間、日、月単位での発電量がわかる。オプションでストリング監視も可能である。
最大の特徴は遠隔からPCSのオンとオフの切り替えが可能な点だ。PCSが停止した場合も復旧のために現地へ行く必要がない。同社はこの技術で今年7月に特許を取得した。
接続するPCSは選ばず、低圧からメガソーラーまで対応している。PCSが複数台ある発電所でもPCS同士をRS-485通信などで接続するため監視装置は1台でよい。
同社は筐体と基盤の製造を外部に委託し、クラウドロガーやルーター、通信の設定を自社で行う。価格は1台135万円から。経営企画室の