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日本PVプランナー協会、エネルギー管理の資格新設

日本PVプランナー協会(横浜市、林浩司理事長)はこのほど、民間資格『エネルギーマネジメントアドバイザー』を新設した。太陽光発電のほか、蓄電池やHEMS(家庭内エネルギー管理システム)、電気料金プランなどを合わせた総合エネルギー管理の知識を消費者に助言する専門家を育成する。

同協会は、エネルギーマネジメントアドバイザー(EMA)認定センターを設け、資格を認定する。講座を開講し、受講者に試験を行って合格したものに資格の取得を認める。

資格の認証機関は、パナソニックエコソリューションズ創研と横浜環境デザイン。学生向けの認証は『アカデミック認証機関』の日本電子専門学校が行う。

同協会は、すでに協会員向けなど対象を限定した講座を数回実施。約100名が受講し、ほぼ全員が合格したという。10月には東京と大阪で第1回公開認定講座を開講、今後は東京と大阪の会場で年4回開催していく。

同協会の専務理事で、EMA認定センターのセンター長を務める舟山大器氏は、「電力やガスの自由化、省エネ基準適合住宅の義務化と、これから大きな波が来る。消費者が自らエネルギーを管理していく時代になるが、電気料金ひとつにしても最適なプランの判断は難しい」とし、「ソフト面に加え、太陽光や蓄電池などハードも組み合わせて提案していくアドバイザーの存在が必要になる」と話す。

認定証の有効期限は2年間。更新も可能。有資格者には定期的にエネルギー管理に関する情報を提供する。「今は企業の営業の方を対象にした資格だが、今後は一般消費者も受けられる資格にしていきたい」(舟山氏)。

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