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りょうしんメンテ、O&M受注100MWへ

太陽光発電のメンテナンスを手がけるりょうしんメンテナンスサービス(大阪市中央区、清水拓也社長)がO&M(管理・保守)の受注を伸ばしている。直近2ヵ月で20MW分の新規契約を締結、累計実績は40MWに達した。今後1年間で100MWまで伸長する見通しだ。

O&Mの需要が高まるなか、同社への依頼も増えている。清水拓也社長は「1年前から引き合いをいただいていたが、この2ヵ月でその多くが契約に至った」と話す。同社は現在、住宅用約3000件、産業用60サイトのO&Mを請け負っている。「来年9月までには100MWを超えるだろう」(清水社長)。

同社は一律料金メニューを設定していない。これについて、清水社長は、「発電所に何が起こっているか分からないままメニューを決めてしまう人が多い。土地や気候など発電所の環境は様々。必要なO&Mのメニューも異なってくる」と語る。

現在同社は新たな検査機器の開発と検査方法の確立を進めている。検査機器メーカーから機器の提供を受け、フィールドテストをしてデータを収集。そのデータをメーカーに戻してソフトウェアを開発し、改良を重ねている。

また不具合事例の情報収集にも余念がない。事故や発電異常が発生した現場があれば、何度でも足を運び、原因究明に努めてデータを蓄積。それらを分析し、技術の向上に活かしている。

O&Mの依頼は全国に対応している。体制強化のため、協力会社と勉強会やセミナーを開き、直接指導も行う。1次代理店の技術者の数は全国で200人ほどだ。

清水拓也社長

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