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中ジンコ製1MWモジュール採用の水上メガソーラーが完成

同社モジュール採用の水上メガソーラー

中国の太陽電池大手ジンコソーラーが、約1MWのモジュールを供給した大阪の水上メガソーラーが完成した。

水上への設置は、モジュールへの冷却効果があり、表面温度の上昇を抑えることでより高い発電量が望めるが、その一方、気密性や耐湿性など、陸上設置に比べ高いパネル品質が要求される。

今回、ジンコが提供したモジュールは出力260Wの『イーグルシリーズ』と呼ばれるタイプの製品で、同社のスタンダードタイプに比べて、耐PIDに優れるなど、高い信頼性を誇るという。4016枚、1044kW供給した。

完成した発電所は、設計・施工を大和ハウス工業が担当し、発電事業者は大和リースとなり、大阪府内で初の水上メガソーラーだという。年間の予想発電量は一般家庭約300世帯の年間電力使用量に想定する約118万kWh。

また、ジンコソーラーは今夏、新たな両面ガラスモジュールを開発。10月14日から千葉県で開催された農業国際展示会で初展示した。

新製品は外観と採光性を重視した「透明シリーズ」と、高い変換効率と耐久性を備えた「ホワイトシリーズ」の2種類がある。

ホワイトシリーズの最大出力は260Wで変換効率は15.93%。これら製品には、30年の製品保証が付与されるという。

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