ネクストエナジー&リソース、自立電源設備拡販へ
ロボット製造会社と提携
再生可能エネルギー関連商社のネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市、伊藤敦社長)は2020年12月、ハスクバーナ・ゼノア(埼玉県川越市、ライアン・ウェッセルシュミット社長)と業務提携したと発表した。ハスクバーナ製のロボット芝刈機に、ネクストエナジーの自立電源設備を組み合わせて提供する。無電化地域での拡販を目指す。
ネクストエナジーは、出力160Wの自社製太陽光パネルに、蓄電容量1.15kWhの海外製リチウムイオン蓄電池、または2.52kWhの鉛蓄電池を組み合わせた自立電源設備を供給する。リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池の5倍に当たる10年程度の寿命が見込めるが、設備の価格が1.5倍程割高になるという。
ネクストエナジー、オフグリッド営業課の南澤桂課長は、「ハスクバーナは果樹園やメガソーラー向けにロボット芝刈機を販売してきたが、使用場所付近に電源がない場合の利便性に課題があったようで、我々の設備とセットで提供することにした」と話し、今回の事業で初年度30台程の自立電源設備の販売を目指す。
ネクストエナジーは08年頃から自立電源設備を販売しており、同設備向けの部品も供給している。