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サニーヘルス、太陽光発電所50MWで打ち止めか

福島県の26MWの太陽光発電所

健康食品販売のサニーヘルス(長野市、西村峯満社長)は9月末時点で自社保有の太陽光発電所が50MWに達したが、新規開発には消極的な考えを示している。買取り価格が減額され、投資メリットが薄れたと判断した。

同社はこれまで、「権利、土地付きで、パネルやPCS(パワーコンディショナ)、EPC(設計・調達・建設)が決定済みの案件を購入」(取締役新事業部部長兼サニーソーラー福島中央発電所所長の西村豊一氏)し、発電事業を推進してきた。

自社で開発したのは、福島県須賀川市のゴルフ場跡地に建設した26MWの発電所で、同社最大のメガソーラーだ。韓ハンファQセルズ製のパネルを約10万5000枚、TMEIC製の500kWPCSを42台設置。昨年1月末に着工し、今年3月に運開した。JFEエンジニアリングにEPCを発注し、O&M(管理・保守)はオリックス・ファシリティーズに委託。総投資額は約80億円だった。

西村取締役は、「よほどの案件がない限り、新しく発電所を稼働させることはない。27円まで売電単価が落ちれば投資は難しい」という。110基の発電所のほとんどが買取り価格40円、もしくは36円の案件で、32円案件は数件しかない。

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