YHS、子会社を吸収 「スーパーツールエコ」に社名変更
太陽光商社のYHS(大阪府堺市、若宮善男社長)は9月16日、子会社でEPC(設計・調達・建設)のスーパーツールエコを吸収合併した。社名は建設業許可を引き継ぐため「スーパーツールエコ」に変更した。機器販売からEPCまで業務の一本化を図る狙いだ。
同社は今年3月、電設工事会社の北田電工を子会社化し、北田電工の社名を『スーパーツールエコ』に改称。今回はそのスーパーツールエコを吸収した。
YHSの若宮善男社長は合併の経緯を、「メガソーラーの建設が下火になるなか、中小案件へ展開する必要があった。提案力を高めるためにパネル販売だけでなく、工事まで一貫して請け負う体制を整えた」とし、「関西の低圧とミドル案件から掘り起こし、関東へ展開していく」と方針を語る。
YHSは2011年4月、作業工具メーカー、スーパーツールの環境関連事業を行う子会社として設立。FIT制度の開始以降は2MW未満の高圧案件を中心に太陽光パネルを供給し、累計出荷量は180MWを超えている。
今後は太陽光だけでなく、冷暖房システムの設置工事や燃料電池、コジェネレーションシステム、浄水器、水素水サーバなども販売していく構え。2016年3月期は45億円の売上を目指している。