ソーラーエッジ、産業用新型PCS発売
イスラエルのPCSメーカー、ソーラーエッジテクノロジーは2020年12月、日本で新しい太陽光発電用PCSを発売した。日本仕様に設計し、新規開発向けの提案強化に加えて、リパワリング(大幅な改修)需要を掘り起こす狙いもある。
同社は出力33.3kWの新型PCSを開発した。従来の三相4線式から日本で標準的な三相3線式に変え、一般の変圧器で利用できるようにした。リパワリングで使用する場合でも変圧器の交換を不要とする。
過積載率を従来の150%から225%まで高めたほか、アプリを通じてスマートフォンでPCSの初期設定ができるようにした。高圧・特別高圧太陽光発電所向けに提供していく。
一方、同社は低圧太陽光発電所向けの出力24.75kWのPCSも同時に発売した。過積載率を従来品の200%から300%まで高めた。
両製品とも20年12月に受注を始め、21年3月までの出荷開始を予定している。