Inside News

明成商会、低圧パッケージ新製品10月発売

27円対応、出力抑制保証付も

TCSグループの明成商会(東京都中央区、髙山允伯社長)は、10月より50kW級の低圧太陽光発電パッケージの販売を開始する。買取り価格27円に対応する商品として販売していく。

同社が新たに発売するのは、地上設置用の低圧発電所向け太陽光システムパッケージ。出力抑制エリア外向けと同エリア向けの2種類を揃えている。

両パッケージとも、標準仕様品は、中・JAソーラーまたはトリナ・ソーラー製モジュール56.16kW(260W×216枚)、中・ファーウェイ製三相PCS(パワーコンディショナ)24.5kW機2台、中・パワーウェイ製4段6列架台(設置角度10~20度、スクリュー杭付き)、ダウントランス、ケーブルを基本構成として、10年の自然災害補償も付与している。

出力抑制エリア向けについては、それらに加えて、遠隔監視システムと出力抑制・売電利益保証がセットになっており、その分、価格も出力抑制エリア外向けに比べ、少し上がる。

保証は、三井住友海上火災保険と提携し、提供するもの。出力抑制保証の補償額は360時間、50万円まで。単年契約で、2年目以降は年間6万円が必要となる。

太陽光発電営業部太陽光発電営業1課の森島陽平課長代理は、「出力制御エリア外向けの標準パッケージは、システム価格で約2割のコストダウンを実現した。出力抑制エリア向けも、保証をセットにしているので、事業検討がしやすくなるはず。いずれにしても、27円でも十分に採算性を見込めると思う」と話す。

なお、標準品以外のメーカーのモジュールやPCS、架台なども揃えており、「他メーカーの製品や屋根上設置などパッケージ構成については、柔軟に対応していく」(森島課長代理)。

Inside News を読む

一覧を見る