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ジンコソーラー、両面ガラスモジュール開発

両面ガラスモジュールの新製品、PVジャパンで初披露される

中国の太陽電池大手ジンコソーラーが、両面ガラスモジュールの新製品を開発した。7月29日~31日に東京で開催される太陽光発電の展示会『PVジャパン』で展示する予定だ。同製品は2種類の封止材を使い分ける。それぞれ「透明シリーズ」と「ホワイトシリーズ」とし、異なった顧客層に販売する。

透明シリーズは外観と採光性を重視。農業や住宅、また商業施設向けとしている。最大出力は260W、変換効率は15.93%である。

一方のホワイトシリーズは最大出力が270W、変換効率が16.54%と、変換効率と耐久性の高さから、湖や砂漠などの条件の悪い環境でも導入できるとしている。

また、同社は今年4月より従来の多結晶シリコン型モジュールの標準品をすべて耐PID仕様に切り替えた。水分の侵入を防ぐために、バックシートの厚さを従来の170㎛から340㎛へ2倍にしており、EVAの密度も2倍細かくなっている。

同社は大規模向けの製品群を充実させるとともに、「低圧向けのシステム販売の準備も進めている」(ジンコソーラージャパン営業部の丹生谷雅義部長)。

15年の日本向けの出荷量は昨年の300MWを大きく超える500MWを目指す。

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