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トラバース、今期20%増60MWへ

基礎工事からパネル設置まで、セット受注増加

同社独自の地盤調査機(T-W1000)

地盤調査や土木工事を手掛けるトラバース(千葉県市川市、佐藤克彦社長)は、2014年度の太陽光向け基礎工事の受注量が前年度比2.5倍の50MWだった。15年度は60MWを見込んでいる。基礎工事からパネル取付けまで一貫して行うセット受注の需要が伸びているという。

同社は新日鐵住金製のディンプル鋼管を自前で加工し、独自の杭基礎を製造している。同製品と、独自開発した機械を使って行う地盤調査、そして基礎工事を合わせて提供している。

最近は既存のサービスに加えて架台設置、パネル取付けまで、電気工事以外すべてを手掛ける一貫施工の需要が多くなっているという。

「昨年度は半々。今年度は7対3でセットが多い」(同社再生エネルギー事業部の石本和光統括課長)。

同社は北海道と沖縄以外のエリアに25ヵ所の拠点を持ち、全国で事業を展開。沖縄での実績もあるという。太陽光担当として、現在は1班3~4人体制で構成される工事班が6班ある。

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