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サカタ製作所、地上用架台を新開発

地盤の不陸320㎜まで対応

スパイラル杭をスクリュー杭にすることで、地盤の不陸対応が320mmまで可能となった

太陽光の架台や金具を製造するサカタ製作所(新潟県長岡市、坂田匠社長)は、7月より地上用架台システムの新製品の受注を開始した。同社は既に鉄製架台と杭、それらを取りつける杭頭金具のパッケージ製品を販売しており、今回は同パッケージ製品の杭と金具を改良した製品を開発した。

今回の改良点は、架台を設置する地盤の不陸への対応が、従来の70㎜から320㎜まで可能となったこと。また、耐積雪性が従来の50㎝から99㎝までグレードアップしている。

同製品は14年後半から開発を始めた。同社ソーラー営業部の熊谷浩邦部長は、「以前の製品は、不陸対応が70㎜までだったので設置場所が限られた。そこを改善すべく、開発を始めた」と経緯を語る。

15年春に受注を開始する予定だったが、「錆対策など製品に不安要素があったので遅らせた。もう一度最終見直しをして、不安要素を取り除き、今回ようやく受注開始に至った」。

同システムは、杭12本に金具12個、そして4段10列の架台が標準仕様で、この点は変わっていない。

なお、地上用架台の年間販売目標は15MWとしている。

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