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ETソーラージャパン、セルオプティマイザ付モジュール今夏発売

260Wセルオプティマイザ付モジュール

中国太陽電池製造ETソーラーの日本法人、ETソーラージャパン(東京都千代田区、佐々木克久社長)は今夏、太陽電池モジュールにセルオプティマイザを付けた新モジュールを発売する。オプティマイザに搭載しているMPPT(最大電力点追従機能)による出力増加を訴求していく。

同モジュ―ルは、多結晶セル60枚で構成した出力260Wタイプ。モジュール裏面のセルオプティマイザには、3つのMPPT制御チップが搭載されており、各セルストリングの最大電力を引き出せる。MPPTには、米・半導体メーカーのマキシム・インテグレーテッド製を採用した。

佐々木克久社長は、「一般にパネル同士の影を考慮して発電所を設計しているが、同モジュールを使えば、影の影響を軽減できるため、同じ面積で設置できるパネルの枚数が10~15%増える。また、パネル自体の出力も最適制御されるため、エネルギー収益の増加が見込める」と述べる。

2014年、同社の日本向けモジュール出荷量は40MW。主に、家電量販のヤマダ電機やEPC(設計・調達・建設)の日清紡メカトロニクスに販売した。

15年について佐々木社長は、「通常のモジュールを、価格を下げて売るのではなく、付加価値を高めた製品で新規顧客を開拓する。今後は、住宅向けのACモジュールや、植物工場の屋根向けなど、ニッチな市場も攻めていく」と語った。

佐々木克久社長

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