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エコスタイル、売上70%増105億円

再エネファンド設立

第1号ファンドの投資先、広島県甘日市の太陽光発電所

再エネベンチャーのエコスタイル(東京都千代田区、木下公貴社長)は2015年3月期の売上高が前期比約70%増の105億円だった。出力10kW以上50kW未満のシステム販売が好調で、出荷量は50MWを超えた模様だ。

モジュールは、中トリナ・ソーラー、加カナディアン・ソーラー、中インリー・グリーンエナジーの製品を扱い、システムを販売して建設も請け負う。

仙台、千葉、埼玉、名古屋、大阪、広島、福岡と全国に施工拠点を構え、140人の施工人員を抱える。

自社施工に徹する分、営業人員は最小限に抑え、集客はインターネット広告を活用。販売管理費を抑えて競争力を高めている。

システムのkW単価は、施工費込みで、折板屋根向けが18.5万円(税抜)~、地上設置向けが19.9万円(税抜)~。いずれも20年の施工保証付きで5年に1回無償で定期点検を行う。

その同社は、昨年末に金融商品取引業者の登録を終え、「エコの輪ファンド」を立ち上げた。第1号ファンドは完売し、第2号ファンドも募集終了。現在第3号ファンドを準備している。1口50万円の少額投資から受け付ける。

FITの開始を機に、同社は住宅用システム販売から10kW以上50kW未満の販売施工にシフトした。14年度30億円、13年度63億円、14年度105億円と売上を伸ばし、今期は120億円を見込む。

同社は3月に東京本社を移転した。住所は、東京都千代田区丸の内1丁目4番1号。

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