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豊中計装、ノイズに強いストリング監視システム

初年度5MW

伝送機器メーカーの豊中計装(大阪府豊中市)は、太陽光発電所向けのストリング監視システムを発売から1年で約5MW出荷した。多重伝送技術を応用し、ノイズに強いのが特徴だ。監視需要を掘り起こし、拡販していく。

同社は、多重伝送システムの製造・販売で25年の実績を持つ。多重伝送は1対の電線で多くの信号を伝送できる。配線の制約が減り、省配線につながるのが特徴で、工場やビルに販売している。

同社は、この多重伝送の技術を用いて太陽光発電所向けのストリング監視システムを、12年後半より開発を始め、昨春より本格的に販売を開始した。伝送速度は500bpsと遅いが、信号幅が広いためノイズに強く、電力線とも同一ルートで配線できる。また伝送距離が10~50㎞四方と長いのも特徴だ。これまでに5ヵ所のメガソーラーに約5MWを出荷した。

小谷勝也代表取締役は「通信距離が長く、ひとつのシステムで160MWまで計測できる。大規模発電所をメインに提案を強めていきたい」と展望を語った。

小谷勝也代表取締役

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