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ソロパワー・ジャパン、カーポート向けにフレキシブル薄膜モジュールを供給

同社製モジュールを使ったカーポート

薄膜太陽電池を販売するソロパワー・ジャパン(東京都千代田区、安藤一郎社長)は、今夏より販売開始予定のカーポートシステム向けにモジュールを供給する。

同社が販売するモジュールは、米・ソロパワーが製造するフレキシブルタイプのCIGS薄膜太陽電池。アールのある面にも専用の接着テープで設置できる。また軽量であるため、架台や建物への負荷が少ないことが特長だ。

従来のカーポートは、少ない面積で多くの発電量が得られる結晶系が主流だったが、同社の岩片三幸取締役は、「結晶系は重量があるため架台が頑丈になり見栄えが良くない。当社のモジュールであれば、デザインの幅を広げることができる」と述べる。

同カーポートシステムには、6.5kWhの蓄電池が内蔵されているため、昼間にモジュールでつくった電気を、電気自動車やプラグインハイブリッド車に給電することができる。蓄電池は、米国のリチウムイオン電池メーカーであるエグザルトエナジー社の製品を採用する予定だ。

なお、カーポートの企画・製販は、グランド技研(福岡県三井郡、萩原謙一社長)が担う。同システムのエンドユーザー価格については「200万円台で提供したい」(岩片取締役)としている。

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