中チャイナサナジー、低圧用システム発売パネル出荷100MW突破
中国の中堅太陽電池メーカー、チャイナサナジー(中国南京市、以下CSUN)は3月1日、日本で太陽光システムの販売を開始した。自社ブランドで展開し、ハウスメーカーや代理店と協力して拡販していく狙いだ。
システムは、出力50kW未満の小規模産業用と、住宅用5kW・10kWの2種類。自社製のモジュールと国内外から調達したPCS(パワーコンディショナ)で構成し、日本法人のCSUNジャパンソーラーエナジーがシステムメーカーとなって独自ブランドで販売する。
日本法人の劉雲洲社長は、「日本の住宅用市場は日本メーカーの牙城。そこに分け入るのは容易ではないが、当社はこれまで日本メーカー向けにOEM(他社ブランドでの生産)を手掛けてきた。品質には自信がある。競争力のある価格でアピールを強めていく」と意欲を見せた。
同社は2014年4月に日本法人を設立後、独自ブランドでモジュールの販売を開始。今年3月末までの日本向けの出荷量は、OEMも含めると110MWを超える見通しだ。15年は自社ブランド品の販売を伸ばし、200MW以上の販売を目指す。