PV-FCTEC、太陽光システム設計支援ツール開発
太陽光発電の技術コンサルティング会社であるPV-FCTEC(東京都中央区、藤村智宏社長)はこのほど、2種類の太陽光発電システムの設計支援ツールを開発した。
同社が開発したのは、『太陽光発電システム診断Webサービス』と『機器選定・単線結線図Webサービス』。両方ともWebブラウザ形式のサービスなので、ネット環境があれば、スマートフォンやタブレット端末でも利用可能だ。
まず前者は、太陽光発電システムのモジュールとPCS(パワーコンディショナ)の組み合わせを診断するもの。モジュールとPCSのメーカーや型式を選択し、システムの直列数を入力するだけで診断結果を表示する。直列毎に合否判定し、その組み合わせが適しているかどうかを判定するという。
一方、後者のサービスは、モジュールとPCSを選択し、物件情報や方角毎の設置数を入力するだけで自動的に機器リストや直並列数を提示。同時に単線結線図も作成するものだ。
藤村智宏社長は、「システム設計を簡易的にできるツールがあれば、便利だと思い、開発した。設計をしっかりしないと、施工でのミスや事故に繋がる恐れもある。現場調査やメンテナンスを実施する人にも使ってもらいたい」と語った。