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富士スレート、瓦屋根向けの新製品発売へ

瓦屋根向け新製品

瓦メーカーの富士スレート(徳島県徳島市、馬渕克己社長)は2月末に瓦屋根用の太陽光パネル取付金具の新製品を発表する。新製品について、施工技術チームの海原大リーダーは「支持瓦を不要とし、取付金具のみでパネルを取付られる製品だ。設置時に瓦の取り外し作業が省け、施工性が向上する」と語る。

瓦・屋根材メーカーとして70年の歴史を誇る同社は、その実績とノウハウを武器に15年前に太陽光市場に参入した。屋根工事業までを請け負い、工事業者としての顔を持つ同社は、施工品質の安定化と施工性という観点から「部材点数が少なく、できるだけ完成した形で出す」という考えのもと、製品を開発、市場へ供給している。瓦屋根とスレート屋根向け製品をメインに、昨夏には地上設置用の架台の製販も開始した。15年1月期の太陽光売上は約5億円。新製品の提案を強化し、今期は20%増の6億を目指す。

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