Inside News

GMOクラウド、O&M向け遠隔監視システムを供給

低圧太陽光発電所向け

発電事業者側のモニタリング画面

と共有することで異常時の素早い対応が可能になるという。

同サービスは、多様な機器で構成されているため、監視精度が高いことが特長。それだけに低圧1区画の監視ではコストメリットは出ないようだ。山田氏は、「50kWが6サイト以上ある低圧分譲の発電所で、価格優位性が出る。日々の発電状況や日射・気温など膨大なデータも、当社のクラウドサービスに蓄積され、過去10年遡ることができる」と話す。

同サービスの基本契約は10年間。ランニングコストは、1サイトあたり月額1500円である。

現在は太陽光発電所のO&Mを手掛けるスマートエナジー(東京都中央区、大串卓矢社長)の低圧発電所20カ所に導入されている。今後、同サービスの代理店となるO&M事業者とアライアンスを組み、拡販していく考えだ。

山田氏は、「FIT導入で再エネの市場が拡大した。ここでインターネットを効果的に活用できれば、IoT(モノのインターネット)も再エネも普及促進できると考え事業進出した。15年度内には、電力小売り自由化への事業戦略を発表する予定だ。電気は価格以外の付加価値をつけるのが難しいが、戦略的にパートナーを組み、価値あるサービスで顧客を獲得していく」と述べた。

山田恭彦氏

Inside News を読む

一覧を見る