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エイタイジャパン、40MW案件に杭打機納入

自社も設計・開発に加わった杭打機

太陽光発電の機器販売・施工を手掛けるエイタイジャパン(千葉県松戸市、鞠文軍社長)が、中国の架台メーカーと共同で杭打機を製品化した。山口県で開発中の約40MWの太陽光発電所に納入する。今年5月から発電所の半分を同杭打機5台で施工する予定だ。

同社の鞠文軍社長は、「FIT価格が下がっても、採算が合うよう、製品や施工方法を模索している。日本と海外のメガソーラーの建設費を比較すると、最も価格差が大きいのが施工費」とし、杭打機について、「傾斜面での耐久性や小回りの利きは、日本の土地にとって不可欠。欧州製の杭打機を参考に日本に適合した機械を開発した。これを用いれば、工期が短縮され人件費は減る。kWあたり1万円以上のコスト削減も可能だ」という。

2014年12月期は、前年比約3倍の6億円強を売り上げた。うち約6割はモジュールと架台の販売が占める。主要モジュールはJAソーラー、レネソーラを、架台はラディアント、バーソル、グレースソーラーの製品を取り扱う。

今後の大型発電所開発の縮小については、「PVの自家消費の到来を見据え、商材の開発・購入を検討している。自家消費向けの蓄電池は、2~3年先から売上として立ってくるだろう。蓄電池は、PV以外に電気自動車やロボット向けにも販売していきたい」と抱負を話した。

鞠文軍社長

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