シーラソーラー 売上高10億円突破
非FIT太陽光開発を本格化
シーラテクノロジーズ100%子会社のシーラソーラー(愛知県名古屋市、淵脇健嗣社長)は2023年12月期の売上高が10.3億円に達した。太陽光発電設備の建設で業績を伸ばし、過去最高の売上高を更新した。
同社は太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)を手掛けつつ、自家消費用設備の施工やO&M(管理・保守)のほか、発電事業を展開。22年12月期は8月から12月までの5ヵ月間の変則決算で売上高が3.8億円だったのに対し、23年12月期は10億円まで伸ばした。
今後は大手企業らと連携してファンドを組成し、FITを活用しない〝非FIT〟の太陽光発電所を開発する方針だ。すでに協力会社十数社と東北や中部、関西、四国で太陽光発電所の開発を進めている。
淵脇社長は、「再エネ電源のニーズが高まり、いまや製造業も再エネ電力を求めている。まずは非FIT太陽光発電所を8MW程開発する」としたうえで、「再エネ100%で賄うデータセンターの運営や営農用太陽光発電のほか、系統用蓄電事業にも着手し、24年12月期は16億円を目指す」と意欲を示した。