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バイタルフォース、50kW発電所キット販売強化

初年度80セット

太陽光発電の一括見積もりや土地のマッチングサイト『クラベール』を運営するバイタルフォース(大阪市中央区、澤井孝夫社長)が、業容を拡大して出力50kWの太陽光システムを販売している。発売初年度で80セット出荷し、今期はさらに実績を伸ばす模様だ。

同社は2013年9月より『アマテラス・ソーラー』という名称で50kWを1セットにした発電所キットの販売を開始した。パネルは銀星ソーラー、ジンコソーラー、インリー・グリーンエナジー、カナディアン・ソーラーなどを揃える。セット内容はモジュール、パワーコンディショナ、集電箱。638万~698万円の価格帯で提供する。発売後1年間で80セット販売した。

澤井社長は、「架台は土地の性質を考慮して選択するので基本キットには含めない。施工業者が架台を提供する場合もあるので、仕事を奪うことはしない」と話す。

また同社は14年6月より稼働済み太陽光発電所の転売マッチングサイトの運営を開始した。現在までで5区画の売買が成立。「早ければ1週間、長くて2ヶ月程で売れる。物件情報はパネルの保証内容や監視体制について詳細に公開し、納得してもらって購入していただく」(澤井社長)と話す。

同社は12年8月の設立以来、低圧産業用の見積もりサービスや、土地のマッチングビジネスを手掛けている。土地の契約は、所有者と発電事業者が直接行う形式のため、トラブルは少ないという。14年7月決算の売上高は前期比5.2倍の5億1700万円だった。

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