日新電機、屋外型250kWPCSの新製品を発売へ
直流集電機能内蔵
日新電機(京都市右京区、小畑英明社長)は、11月1日より屋外型PCS(パワーコンディショナ)の新製品を発売する。直流集電機能を製品に内蔵し、集電箱の据付工事を不要とすることで、施工期間の短縮や設置コストの削減につなげる狙いだ。大規模発電所向けに提案していく。
複数の接続箱から流れてくる直流電力をまとめてPCSに送る機能を持つ集電箱は、大規模太陽光発電システムにおいては必須。仮に1MWのシステムであれば集電箱は10台程度必要とされている。
今回、同社が発売する新製品は、PCSに直流集電の役割を持たせることで、集電箱の設置が不要となり、設置期間の短縮やコスト低減につながる。また、PCSに直流集電機能が集約されることにより、点検時の確認や部品交換の作業が容易になる利点もある。
同社は、すでに屋内型250kW機と屋外型500kW機に関しては直流集電機能をオプションで提供しており、今回の新製品を含めると、同社の直流集電機能付きPCSのラインアップは3種類となった。