CNPV、日本法人設立
太陽電池メーカー、CNPV(ルクセンブルク)は14年8月、日本法人CNPVソーラージャパン(東京都港区、五十嵐雅彦社長)を設立した。産業用モジュールの販売を強化し、12月末までに10MWの出荷を目標とする。
同社の生産拠点は中国東営市で、モジュールの製造販売を中心に、自社での発電所開発も手掛ける。年産能力は800MWで、14年は600MWの出荷を見込む。
06年の会社設立から現在までの累積出荷量は約1.8GW。このうち6割がヨーロッパ向けだったが、13年以降、主な出荷先は中国と日本に変わった。
COO兼CTOのヴィーラージ・チャーダリー氏は、「中国市場は世界一。年間10GW以上の需要が数年は続く。プロジェクト開発にも力を入れており、既に70MWが連系済みだ」と話す。
同社は2010年から代理店を通じて日本にモジュールを出荷しており、FIT開始後120MWを供給してきた。
日本法人の設立時期について五十嵐雅彦社長は、「ちょうどよいタイミングだった。弊社は顧客の要望に価格で応えられる」と胸を張る。
「パネルの特長は、予想発電量よりも実発電量が高いこと。現在の主力製品は多結晶の255Wと300Wモジュール。14年は10MWを目標に販売する」と述べた。