台トッパーサン、日本でモジュール出荷 2.5倍増
追尾式架台 販売強化
台湾のモジュールメーカー、トッパーサンエナジーが、日本法人のトッパーサン・ジャパン(兵庫県神戸市、劉亭嫣社長)を通じて太陽光関連製品の販売を伸ばしている。2014年のモジュールの販売量は前期比2.5倍増の5MWに達する見通し。追尾式架台の販売にも力を入れている。
同社は12年8月、日本の販売子会社としてトッパーサン・ジャパンを設立。モジュール販売とEPC(設計・調達・建設)を手掛け、さらにアルミ製架台を売り始めた。13年はモジュールを2MW、架台を1.5MW販売、徐々に販路を拡げる。今年はモジュールの売れ行きを伸ばし、出荷量は5MWに達しそうだ。
主力製品は、出力265Wの単結晶モジュールと255~260Wの多結晶モジュール、そしてアルミ製架台であるが、今年から2軸追尾式架台の販売を本格化した。
トッパーサン・ジャパン営業部の余瑞武課長は、「追尾式は固定式と比べて発電量が3割増えるという試算もある。台湾と同様、日本も土地が狭いので、土地を有効に活用できる追尾式のニーズはあるはずだ」と語り、年内2MWの販売目標を掲げる。
同社の追尾式架台は、設置するモジュールの枚数によって、それぞれ6枚式、12枚式、24枚式の3タイプあり、光センサではなくプラグラム制御で動く。インターネットの環境が整っていれば、遠隔操作も可能だ。また、条件次第では最大風速61m/sまで耐える強度を持つ。