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明成商会、自社ブランド太陽光システム新製品発売

高効率N型単結晶パネル採用

新発売するN型単結晶パネルは実証的に設置されている。写真は沖縄での事例

TCSグループの化学品専門商社である明成商会(東京都中央区、高山允伯会長兼社長)は、自社ブランドの太陽光発電システムのラインナップを拡充、今年10月より発売する。高効率のN型単結晶パネルを採用しており、住宅分野を中心に拡販する構えだ。

同社は、国内メーカーからトリナ・ソーラーなどの海外製まで、様々な太陽光システムを商社として扱っているが、2013年4月より、自社ブランドの太陽光システム『ソラキューブ』の販売を開始。今回、そのラインナップを拡充した。

特長は高効率タイプを加えたことである。太陽光パネルに韓国・LG電子製を採用。N型単結晶シリコン型の公称最大出力は300W、変換効率は18.3%である。

太陽光発電営業部太陽光発電材料営業課の森島陽平係長は、「住宅用では高効率タイプが求められており、新製品、『ソラキューブ Power L』を開発した。自社ブランド品はOEM(他社ブランドでの生産)の形での対応も可能だ」と話す。

パワーコンディショナには新たにオムロン製をラインナップに追加。架台は国内メーカー13社のなかから設置条件などによって選定できるようにした。10年のシステム機器保証と自然災害補償も付与している。

また同社は、自社ブランド品を販売・施工する代理店とのネットワーク組織を立ち上げる。新築案件などの施工委託やメンテナンス、新規事業の開拓などに活かす方針だ。

「10月以降、加盟店を募る。情報共有の場としても活用して貰いたい。半年に1回程のペースで勉強会も開催できれば」(森島係長)。

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