長岡金属工業、架台販売累計40MW
金属プレス加工を手掛ける長岡金属工業(大阪府豊中市、長岡幸彦社長)は、2013年4月から売り始めた太陽光架台の出荷量が累計40MWに達した。今年4月には軽量・低コスト化を図った新製品を発売。両製品合わせて月間5MWの販売を目指す。
同社は13年4月に太陽光向け地上設置・陸屋根用架台、『NM2 TYPE』を上市した。材料には高耐食溶融めっき鋼板を使用し、基準風速46m/s以下、積雪量99㎝以下と、暴風・積雪地域対応の製品として売り出した。低圧向け案件への出荷が主で、これまでに累計32MW出荷している。
その同社は今年4月に新製品、『NM3 TYPE』を市場に投入した。新製品は従来品よりベース鋼材を削減し、軽量化と低コスト化を図って販売価格は2割ほど抑えたという。
太陽光モジュールの縦置き、横置きのどちらにも対応しており、使用ボルト数を3割減らしたため、施工期間の短縮に繋がる。基準風速38m/s以下、積雪50㎝以下まで対応。すでに8MW出荷した。
エネルギーソリューション事業の上野浩二部長は「今度はこちらを主力製品として推していきたい。これからも新製品開発には力を入れていく」と語る。
同社は20年以上に亘ってL型アングルや電材などのロール成形加工を手掛けてきた。その経験から太陽光架台を開発。架台はすべて兵庫県の自社工場で製造しており、納期は受注から頭出しで4週間としている。