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サンコーテクノ、杭基礎工法で技術審査証明書を取得

ダイレクトアース工法で施工した発電所

サンコーテクノ(千葉県流山市、洞下英人社長)は7月末、同社が推奨する杭基礎工法で、第三者機関から技術審査証明書を取得したと発表した。

同社の基礎工法は、地盤に直接スパイラル形状の杭を打ち込む方法だ。打ち込みは同社関連会社が製造するハンドタイプの専用機械で行う。杭上部には調整台座を設け、打ち込みで生じたずれを前後左右±5㎝調整することが可能だ。

今回の技術審査では、地面に打ち込んだ杭を小型試験機で引き抜く試験を行った。結果、地盤の極限引抜き抵抗力が、審査基準を満たしたことが証明された。認定は、国土交通省が認定する建設技術の認定機関、一般財団法人ベターリビングが行った。

同社経営管理本部経営企画部の楠見徹マネージャーは、「これまでメーカー独自で強度試験していたが、第三者の認定があればより信憑性が高くなる。申請から認定まで約3年を要したが、審査証明取得によって安心・安全が『見える化』された」と話す。

同社の杭基礎「ダイレクトアース」工法による施工は、全国40社以上の施工協力店が行う。同社工事部が施工講習の修了証を発行し、パートナーとなる。

「施工協力店は今年度50社を超える予定だ。ダイレクトアース工法は斜面や法面の施工にも他工法と比較して容易。14年度単年で100MWの受注を目指す」(楠見氏)。

同社が取得した技術審査証明書

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