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カナメ、6ヵ月で産業用金具出荷50万個

前年同期比1.5倍

屋根一体型太陽電池『カナメソーラールーフ』

金属屋根製造のカナメ(栃木県宇都宮市、吉原正博社長)は、2014年1月から6月までの6ヵ月間で産業用金具を前年同期比1.5倍の約50万個出荷した。出荷増の要因について、吉原正博代表取締役社長は「市場の伸びや3月の駆け込みも関係しているが、知名度があがり、商品ラインアップを増やしたことも大きい」と分析する。なお同製品には25年保証を付与している。

産業用金具の中でも主力製品のハゼ折板用取付金具『フラットグリップ金具』は、金具に首振り機能を搭載しており、太陽光パネル取付時に金具が傾いてもパネルを水平に設置することができる。12年8月に販売を開始して以降、14年4月時点で累計出荷量が100万個を超えたという。

同社は05年に太陽光システムの施工業者として太陽光分野に参入。09年には屋根に穴を開けずに金具を取り付けられる取付金具を製品化した。10年には屋根一体型太陽電池の販売を開始。波形ジョイント部にスライド挿入させ、上部をビスで固定する簡単施工で施工時間の短縮化を実現させている。

同社は数年前より産総研と薄型太陽光パネル取付金具の共同開発を実施。13年の太陽光商品の売上は約20億円で、14年は30億円を目標としている。

吉原正博社長

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