日本ベネックス、屋根借りメガソーラー建設
千葉・流山で2MW
産業機械や電子機器を製造する日本ベネックス(長崎県諫早市、小林征春社長)は、千葉県流山市の物流施設の屋根を借りて出力約2.28MWのメガソーラーを建設、発電事業を行う。7月に着工し、10月末にも運転を開始する。
同発電所には中・インリー・グリーンエナジー製の単結晶シリコン型モジュールを8304枚使用する。PCS(パワーコンディショナ)は明電舎製の出力250架台は国内メーカーの製品を採用した。
日本ベネックスは、PCSの屋外収納盤や集電箱など一部の設備を製造し、設計も手掛ける。工事は協力会社に発注し、建設費は十八銀行より借り入れた。日本ベネックスはEPC(設計・調達・建設)業務も請け負っており、完工ベースで7件、約1MWの実績を持つ。現在のEPC受注量は、自社保有案件も含めると10件、約10MWである。
同社は13年5月に自社工場の屋上で出力約300所を稼働させた。同年6月にはグループ会社の工場の屋上に約221設置した。
小林洋平取締役副社長は、「これまで自社の発電事業で培ったノウハウを活かし、よりよいサービスを提供していきたい」と意気込みを見せた。