ホリー、H鋼杭基礎架台 出荷本格化
パッケージ品も今夏投入へ
架台メーカーのホリー(東京都江東区、高宮章好社長)は、今年4月よりH鋼を杭基礎にした地上設置用新型架台の出荷を開始、すでに600kWから2MW級の複数の発電所に採用された。今夏には同架台をベースに、50kW未満の低圧発電所から200kW程度のミドルソーラーを対象としたパッケージ品を発売する予定だ。
同社が新たに開発した架台は、溶融亜鉛めっき製のH鋼を杭基礎に用いたもので、架台は基本的にアルミ製だ。H鋼杭の1本足架台と、横置きも可能な2本足架台の2種類である。
営業本部環境営業部の吉田剛次長は、「レール形状なので杭の高さ調整がし易い。それに軽量なアルミなので施工性が高く、トータルコストの削減に繋がる」と強みを語る。
基本的に杭打ち工事もセットで販売。西尾レントオールと提携し、約10台の専用杭打ち機で全国対応している。架台からパネルの取付までの施工は、親会社のエスアールジータカミヤが対応しており、「トータルサービスとして提供することも可能だ」(吉田次長)。
また同社は、新型架台をベースとしつつ、コンクリート基礎を採用したパッケージ品の開発も進めている。今夏にも発売する予定だ。低圧から200でを主なターゲットとして提案していく。