CBC、フレキシブルCIGS太陽電池 販売本格化
製造部門を持つ化学商社のCBC(東京都中央区、土井宇太郎社長)がフレキシブルCIGS太陽電池の販売を強めている。同モジュールを用いた外壁一体型太陽電池の出荷が今年度より本格化するなど、実績を伸ばしつつある。
同社が販売するフレキシブルCIGS太陽電池は、米・グローバルソーラーエナジー(GSE)製。経営悪化していたGSEは、2013年に入り、休眠状態に陥っていたが、同年7月に中・ハナジーグループに買収されてからは生産を再開。「現在では、調達に関する問題はない」(ニュービジネスグループの松原武彦シニアリーダー)という。
このほど出荷が本格化したのは、ノザワ及び習志野化工と共同開発した外壁一体型太陽電池『アスロックソーラーウォール』。壁面に導入される太陽電池として、自家消費用途などに使用されているという。松原氏は、「軽量で実発電量が高い点が特長。独立電源向けなど、自家消費ニーズが少しずつ生まれ始めている」と現状を語る。
なお、同社は太陽光分野において原材料からモジュールまで幅広い商材を取り扱う。昨年12月からは台・フォックスコングループ製のステンレス架台の販売を始めている。