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若井産業、パネル取付金具9月発売

新製品設置イメージ

釘やネジなどのファスニングを製造する若井産業(大阪府東大阪市、若井猛正社長)は、今年9月に大波スレート屋根用の太陽光パネル取付金具を新たに発売する予定だ。同製品は屋根組部材の母屋に荷重がかる仕組みで、従来品と比べて屋根材への負担を減らすことができる。

ソーラー事業部の井上正之マネージャーは「昨夏より大波スレート向けの製品を販売してきたが、今回は作業効率の向上と施工品質の安定化を図った製品を開発した」と語る。

同社が太陽光市場に参入したのは5年以上前。井上マネージャーは「我々の中空用ナットでお手伝いできることはないか、というところから出発した」と語る。

同社の太陽光向け製品の主力は中空用ナットを使用した支持部材だ。中空用ナットを使用すれば、片面のみの施工が可能となり、裏面に手の届かない場所にも太陽光を設置できる。新製品にもそのノウハウを取り入れた。

井上マネージャーは「当社は15年までに太陽光事業の年商を10億円という目標を掲げている。14年中に太陽光事業の顧客数を現在の150社から200社まで増やす」と意気込む。

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