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丸文、営農型太陽光パッケージ販路拡大

複数の施工パートナーと販売契約へ

千葉・成田の社有地にデモ基を建設。今年7月に連系予定

エレクトロニクス商社の丸文(東京都中央区、水野象司社長)は、営農型太陽光発電用パッケージシステムの販売を強めている。今年度からは、さらなる販路拡大を目指し、施工パートナーの拡充を進めており、夏頃から順次販売契約を締結していく方針だ。

同社は、昨秋に営農型太陽光用パッケージシステムをアルバテックと共同開発。太陽光パネルやパワーコンディショナといった機器だけでなく、農業委員会を含めた各種申請代行や保証・補償、施工まで一体化していることが特長だ。今年1月には第1号案件が千葉・山武で稼働している。デマンドクリエーション本部DC第4部第2課の相馬敦課長は、「引き合いや受注は着実に増えているが、農業委員会への申請において時間を予想以上に要している。3か月から長ければ半年かかることもある」と現状を明かす。

それらパッケージの中には、施工も含まれており、これまではアルバテックが全て担っていた。だが、販売・施工店からの要望も多いほか、施工容量も限られるため、今年度からは新たな施工パートナーとの契約を締結していくことに決めたという。

「特許を取得した特殊な施工方法であるため、必ずアルバテックの施工講習を受けてもらう。農業委員会への申請代行はこれまで通り、当社とアルバテックが担う。コンプライアンスを遵守してもらえるパートナーと共に拡販していきたい」(相馬課長)。

今後については、高圧向けの農地用パッケージシステムを開発しているほか、ファイナンススキームの構築も目指している。

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