第一実業、長野でメガソーラー稼働
雷対策SPD設置
機械商社の第一実業(東京都千代田区、山片康司社長)は今年、長野県飯田市で同社2ヵ所目となるメガソーラーを稼働した。同社が操業している既存のメガソーラーが落雷被害に見舞われた経験から、雷対策のSPDを設置した。
SPDとはサージ防護デバイスと呼ばれる雷サージから電源設備等を保護する装置である。プラント・エネルギー事業本部石油プラント東京グループの松田陽一主事は「今までの太陽光発電事業の経験から、今回設置に至った」と経緯を語る。SPDは、国内と海外製両方を使用しているという。
同発電所の出力は約1MW。太陽光パネルは三菱電機製単結晶シリコン型を3990枚、パワーコンディショナは東芝三菱電機産業システム製の出力500kWタイプを2台使用している。13年11月に着工し、14年3月に稼働した。
同社は13年3月に茨城県笠間市で同社初となる出力1.5MWのメガソーラーを稼働した。また、10年には子会社のビル屋上にて実証試験用の出力20kWの太陽光発電設備を建設し、今も稼働中である。