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チャイナサナジー、日本法人設立

中国の太陽電池メーカー、チャイナサナジー(CSUN)は2014年4月、日本法人CSUN Japanソーラーエナジー(東京都大田区、劉雲洲社長)を設立した。モジュールの販売を強めるとともに、住宅用太陽光システムの販売や太陽光発電所のプロジェクト開発まで事業領域を拡げる狙いだ。

日本法人の資本金は5000万円。CSUNが70%、真空シールや半導体設備を製造するフェローテック(東京都中央区、山村章社長)が30%出資した。

14年度の日本向けの販売について、CSUNジャパンの渡邉博幸代表取締役副会長は、「OEM(他社ブランドでの生産)を含めて200MWが目標」と話す。

セールスマネージャーの馬家祥氏は、「既にプロジェクト開発も始動した」とし、中国の投資家を募って、福島県20MW、千葉県20MWなど、複数の発電候補地で開発を進めるとしている。

チャイナサナジーは12年以降、日本の太陽光システム販売会社向けのOEMで100MWの出荷実績を持つ。モジュールは単結晶シリコン型と多結晶シリコン型で、それぞれ60セルと72セルをラインアップ。今夏、単結晶60セルで出力280Wの高効率モジュールの量産を開始する。

同社は04年の設立後、南京で太陽電池セルの製販に着手し、09年にモジュール製造を開始した。モジュールの累積販売実績は1.5GW。現在は南京、上海、トルコに工場を構え、セル950MW、モジュール1.5GWの年産能力を持つ。

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